{自律神経の乱れタイプの人}
「入浴やマッサージで身体を温める」
生理前に、肩こりや手足の
冷え、めまいなどの症状を
強く感じる方は、自律神経が乱れているタイプです。
普段から「交感神経優位」
の生活となっているため、
血管・神経系に不調が出やすくなります。
一時的、または過度の
ストレスで女性ホルモンに
影響が出るのです。
ストレスで自律神経が
乱れると、卵巣への指令が
上手く伝わらず、女性ホルモンも乱れてしまいます。
また、気持ちの面よりも
「身体の不調が強く出る傾向」にあり、生理痛が強かったり
生理中まで不調を強く感じる
方が多いのも特徴です。
「セルフケアの方法」
交感神経優位で末端まで
血行が行きわたらず
子宮や卵巣への栄養素も
十分に届いてない状態です。
入浴などで身体を温めて
ホルモンバランスを整えましょう。
また、身体が凝り固まっている方が多いので、マッサージ
などで筋肉を緩めましょう。
副交感神経が優位になり
自然と女性ホルモンの
バランスが良くなっていきます。
{セロトニン不足タイプ}
「深い呼吸とウォーキングなどのリズム運動を行う」
もともと脳内のセロトニンが
少ない方は、生理前に、身体
よりも気分や感情面の不調が
出やすい傾向があります。
生理前に食欲が増したり
眠くなったり、気分が
塞ぎがちになるのは
女性ホルモンのエストロゲン
の低下により、脳内物質
セロトニンも一緒に低く
なるためです。
ただ、30代以上の方は
エストロゲン分泌量と同様に
セロトニンも低下していく
ので、もともと不足している
タイプでなくても、年々
生理前の不調が出やすく
なります。
「セルフケアの方法」
まず、気をつけることは
呼吸です。姿勢が悪く呼吸が
浅くなりがちなので
ゆっくり長めに吐くことを
意識して身体の隅々まで
酸素が行きわたるように
します。そうすると酸素が
卵巣までしっかりと届き
卵巣の細胞も活性化します。
その他、リズム運動(
リズムを繰り返す運動)も
セロトニン活性化のために
有効です。
ウォーキングやジョギングを
週2~3日程度続けると
女性ホルモンも整っていきます。
{卵巣疲れタイプの人}
「たんぱく質、ビタミンEなどを食事に取り入れる」
卵巣疲れで女性ホルモンが乱れてくると、身体のむくみやイライラ、下腹部の張りを強く感じたり、にきびが出るようになります。20代~30代前半の方が該当する場合、自律神経の乱れやセロトニン不足からくる女性ホルモンの乱れの場合が多いので、卵巣ではなく、自律神経やセロトニンのケアをすることが大切です。
30代後半~50代くらいまでの方は、加齢による卵巣機能の低下で女性ホルモンの乱れが出ます。女性ホルモンを補う生活を心がけることが肝要です。
「セルフケアの方法」
このタイプの方が気をつけることは、食事の際に、たんぱく質、ビタミンE、カリウム、コエンザイムQ10など、卵巣の新陳代謝がスムーズになり、女性ホルモンが活性化する食材を積極的に摂取することです。
また、運動によってもエストロゲンが出てきます。適度な有酸素運動を行うと、女性ホルモンの減少による不調から解放されます。
以上の事を、お客様にセルフケアの方法としてお伝えする事で不調が改善しやすくなります。