女性は一晩で生まれ変わる事が
できる!?

「女性は一晩で、シンデレラの様に
生まれ変わる事が出来るのよ!
王子様のような人に出会い、
結婚するだけで生活がガラッと変わるの」

この言葉は、亡き母が幼少期の私に
よく話してくれた事。

男性は、家が裕福であるか、
自分で稼ぐ力を身につけないと一晩で変わる事は
宝くじが当たらない限り、難しい事。

それと違い、女性は王子様のような
ハイスペックな男性に気に入ら
結婚する事が出来たら、
一晩で世界が変わるという事です。

 

この話には、続きがキチンとあります。

母は続けて必ずこう言いました。

「でもね、外見を磨いていくら王子様に
気に入られても中身がないと、
すぐに飽きられてしまうのよ。
そして、
マナー等の教養がない女性は、
王子のお母さんに嫌われて
つらい思いをする事になる、
だからいつ誰と出逢っても
大丈夫なように、教養を身につける事は
大切な事なのよ」と。

 

まだ低学年の私からすると

「?」

な事でしたが、幼いながらに
「だから、食事のマナーにうるさいんだ」
「だから、私は習い事を沢山しているんだ」

とくらいにしか思っていませんでした。

 

我が家の教養 5項目

 

「教養がある」とはどんな人の事?

と思いますよね、実際には「教養」と言う言葉は定義されていなそうです。
そして、年代や地域によって異なる事の様です。

私の両親が教養として身に着けるべきものとして、
私に口うるさく伝えた5項目があります。

 

 

1・言葉遣い

 

言葉遣いは、人柄そのものを映し出す。
言葉を選んで話せる人は、相手への配慮が出来る。

言葉のつかい方で、人を傷つける事も出来るし
人を幸せな気持ちにする事も出来る。

 

2・マナー

 

マナーとは「礼儀作法」相手に対する礼儀になる。

マナーの良い行動ができるのは、相手に対しての思いやりを
持っていないとできない事。

相手を不快にさせない、食事のマナー。
相手の事を尊重する言葉遣い、身だしなみ。
相手の気持ちに寄り添う、心遣い。

マナーとは、相手を尊重する事に
直結することだからこそ、
子供のころから、身に着け体にしみこませなさい。

 

3・所作

 

自分を美しく見せる所作も大切だけど、
それ以上に大切なのは、自らの所作によって
心地よい空間を提供しようと
考えられる心を持つこと。

自らの振る舞い1つで、人の気分を悪くもするし、
よくもする事を考えられる女性になりなさい。

 

4・知識を増やす

 

幅広い知識を持つと、物事を色々な側面から
捉える事が出来る。

百人いれば百人の考え方がある、
客観的な視点に立てるようになりなさい。

その視点が、結果、人に不快な思いをさせない、
思いやりや気遣いにも繋がる。

知識が多い人のほうが、
コミュニケーション能力も上がる、

色々な知識を取り入れる様に、
沢山本を与えてもらいました。

 

5・経験を沢山積む

 

経験は実際に自分がした体験を含め、
人との対話の中からも培われる。

実際に経験してみないとわからない事は、
沢山あります。

しかし、人が経験できる事は限られているので、
人とのコミュニケーションの中で
人の考えに触れながら、
自らの経験したこと以上の経験を積みなさい。

 

これらが私が、両親から言われ続け、
その機会を与えられてきた事。

 

5つの事を実践でき為に、
茶道・華道・バレエ・ピアノ他にも様々な
習い事を10年は最低でも続けさせられました。

10年経たないと善し悪しがわからないからと…。

 

広い世界に目を向ける

 

 

限られた時間の中で沢山の人と出逢い
沢山の文化にふれ、視野を広くできるように

日本だけでなく、海外にも
沢山連れていってもらい、
沢山のカルチャーショックを受けながら、
徐々に「受け入れる」という事を知ります。

 

シンデレラになるより、自分で切り開く人生を

 

 

そんな、教育をされて育った私は、

両親が思うようなシンデレラには憧れる事はなく…

自分で、色々な事を経験して、
自分にしかできない事をするんだ!!と、
シンデレラとは逆な人生を歩みだしましたが

今思うと、結果、すべてが必要な事だったと
実感し、両親にとても、感謝しています。

 

 

ビジネスの面でも、交友関係でも
相手の気持ちを察するマナーがないと、
人としての信用を失う事になります。

例えば、誰もが多くやり取りをする
ラインやメール。

SNSが普及され、やり取りが電話ではない現代、
ネット上での連絡がほとんどですよね。

そんな中で、返信がない(遅い)という事は、

「相手の気持ちや状況を考えられない、
思いやりがない人」に直結してしまうのです。

「考えてから返そうと思っていた」

と思っていても、その考えは
伝えない限り相手にはわからない事。

これ、私も思春期の頃によく親や友人に
してました…。

いい訳で「忙しかったから」や
「他にやる事が沢山あって」と
言っていたのですが…

父に「アナタは総理大臣か何かなの?
返事を返す5分もない程、忙しいの?」

と言われました。そして一言

「社会ではね、仕事が出来る人程返信が早い
大人になれば必ず、わかるよ」

と言われました。確かにその通りでした!

業務連絡の返信が遅いという事は、
相手の立場に立ち考えられないと
判断されてしまいます。

そして、返事が返せない人は信用できないから、
仕事はくめないなとビジネスに直結してしまいます。

 

友達同であっても

「聞いている事に対して、
返信してこないと言う事は
どうでも良いと軽く見られているのかな」

と良い印象は決して相手に与えません。

 

このような、些細な事で人柄を判断されてしまう
SNS中心の社会だからこそ
相手の事を考えて行動していける、
力が必要になってくるのだと思います。

せっかく他の能力があっても
人は人を見るので、もったいないですよね。

 

アナタは大丈夫ですか?
ハッとした事がある方は気にしてみてくださいね!

 

このように、シンデレラになる為に、
必要な事は色々な場面でも生きます。

口うるさく

「大人になった時に、必ず役に立つから」
「当たり前のハードルは高いほうがいい」
と言われてきた事の意味や

両親が教え続けてくれた5つの事は

「人間力」を培う上での基礎だったと、
今は感じています。

 

その知識と自分の歩んできた道を武器に
起業をする時に私は、シンデレラではなく

「現代の大和美人」になろう!

と、強く思いました。

 

私流、現代の大和美人とは!?

については、また後日ゆっくり
書かせていただきます。

 

そして、何歳になってからでも、
人は「変わりたい!」
と言う強い気持ちさえあれば変われます。

一晩でシンデレラになる事も

現代の大和美人にだって、
何歳からでもなれるのです。