ちびまる子ちゃんの作者で知られる漫画家のさくらももこさんが先日、乳癌で53才の若さでお亡くなりになられたと言うショッキングなニュースが流れました。
さくらももこさんのご冥福をお祈りいたします。
貴女は、今世界で1番乳癌が増加傾向にある国をご存知でしょうか?
乳癌がなぜ増加しているのか?自分は大丈夫かな?と意識的に考えたりしますか?
それとも、「私には関係ない事だわ」と興味関心がまるでないですか?
このコラムに来てくださる方は、多少は興味関心をお持ちになっている方だと思います。
現状を知る事で、自分や周りの大切な人を守る事に繋がる事があります。
現在、韓国では10年の間で乳癌患者の方が2倍以上急増し、世界最高の増加傾向を示しています。
一体その原因は何でしょう?
動物性脂肪の摂取量の増加と肥満人口が増えたことが原因と言われています。
閉経後の急激な肉の摂取により乳癌のリスクが増加してしまいます。
乳癌の発癌を促進する女性ホルモン(エストロゲン)が卵巣の他に、体脂肪からも産生されるため、乳癌と体脂肪は関係がとても大きいのです。
つまり、大量の脂肪がありすぎる肥満は乳癌のリスクを高めます。
女性ホルモンの分泌が多ければ多いほど、生理でエストロゲンが多く分泌される期間が長いほど、乳癌の発生リスクが増加することが知られています。
韓国の乳癌患者の46%は3-40代の比較的若い女性です。
三星ソウル病院の調査の結果、四十歳未満の若い乳癌患者は、早期死亡リスクと再発率が約2倍高いことがわかりました。
若い女性では攻撃的な性向を持つ乳癌がより多い上に、油断し病院にかかるのが遅い為、進行してしまった状態で発見されるようです。
痛みを伴わず、リンパ腺が腫れ触れられる場合、乳癌を疑う必要があります。
乳癌の家族歴がある場合は発生のリスクが4倍に増加するため、25歳から検診を受けることをお勧め致します。
そして我が国では、昨年の婚姻率が歴代最低を記録しました。女性の平均初婚年齢も29.8歳、30歳に達しています。
10年前に比べると2.3歳遅くなりました。女性の社会進出が増加し、結婚年齢が遅く出産が減少することが、乳癌患者の急増に影響を及ぼしています。
その他でも、韓国と同じように食生活が欧米化しています。それに伴い、肥満の増加、乳製品や肉類の過剰摂取をする女性が増えています。そのような時代だからこそ、食生活を見直していく必要がとても大切になってきます。
親世代である私達が見直すことが、未来の子供の体を守る事に繋がるという事に関心を持てる女性を増やす事が必要なのだと思います。
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